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2026プロ野球新戦力特集【新人編】

2026即戦力ルーキーカタログ 谷端将伍、田和廉ら開幕一軍候補【セ・リーグ編】

 

春季キャンプも中盤を過ぎたところで各チームの新戦力の実力も徐々に見えてきた。ここではドラフト1位以外の選手で、開幕一軍の可能性を大いに秘めた即戦力となり得るルーキーを紹介しよう。
年齢は2026年の満年齢。

#55 阪神・能登嵩都 自在な勝負球、カウント球


能登嵩都[オイシックス→ドラフト5位/投手/25歳/184cm88kg/右右]


 昨年のイースタン・リーグ4冠の存在感を見せたい。勝負球、カウント球のどちらでも使えるのがカーブ。これを自在に投げ分け打者を抑える。先発でも中継ぎでも十分に通用する右腕。一軍のシート打撃に登板し5人の打者を完璧に抑えた。その中でもベテラン捕手・伏見寅威のサインに首を振るなど度胸も満点。見守った久保田智之二軍投手チーフコーチも「順調だね、合格点」と太鼓判を押している。

#25 阪神・谷端将伍 積極的なバッティング


谷端将伍[日大→ドラフト2位/内野手/22歳/178cm80kg/右右]


 快音を残し、左翼の芝へと打球が弾かれたのは初球だった。2月4日のシート打撃。緊張のプロ初実戦も初球から思い切りバットを振り抜き結果を残した。「バッターには3球のチャンスがあるので、なるべく全部で勝負したい。積極性は自分のアピールポイントなので、大学時代から変えずにできたのかなと思います」と声を弾ませる。同じ内野のライバルであるドライチ・立石正広が離脱中なだけに、持ち味を発揮しながら開幕一軍入りを目指す。

#48 DeNA・成瀬脩人 魅せた守備力


成瀬脩人[NTT西日本→ドラフト5位/内野手/25歳/175cm75kg/右右]


 2月9日に行われた紅白戦ならぬ青白戦で加藤響が体調不良。急きょ、七番・二塁で先発出場することになったが慌てることはなかった。2回の守備では松尾汐恩が放ったセンター前に落ちようかというハーフライナーを背走しながら飛びつき好捕すると、3回には中前に抜けそうなゴロをダイビングキャッチからグラブトスして二重殺を完成。打っても6回に中前適時打といきなり大アピール。本職遊撃でのレギュラー獲りを狙う。

#34 DeNA・宮下朝陽 長打のある内野手


宮下朝陽[東洋大→ドラフト3位/内野手/22歳/182cm88kg/右右]


 2月7日、二軍キャンプ地の嘉手納球場で行われた実戦形式の打撃練習では左腕の岩田将貴から安打性の当たりを放つと、村田修一二軍監督もルーキー野手3人を「練習でも振れているイメージもあるしすごくいい」と評価。すると9日の青白戦でも二番・三塁で先発出場して中前安打も放った。二、三、遊と守れる大型内野手。ポジションを争うライバルは多いが、中距離バッターとしても期待がかかる。

#30 巨人・田和廉 2種類のシンカー


田和廉[早大→ドラフト2位/投手/23歳/183cm87kg/右右]


 2月7日の“初実戦”となったライブBPで「マウンドに立ってしまえば緊張しなかった」と強心臓ぶりを見せつけ、独特の軌道を描きながら球速差のある2種類のシンカーを軸に打者6人を無安打に抑え込んだ。先発との両にらみで調整を続けるが、最速152キロのストレートを軸に巧みに変化球を操る変則サイド右腕のリリーフ適性は抜群。投手陣の層に厚みをもたらす存在となることは間違いない。

#33 巨人・小濱佑斗 バランスよい三拍子


小濱佑斗[沖縄電力→ドラフト5位/内野手/25歳/180cm86kg/右右]


 力強い打撃、柔らかなグラブさばきからの強肩を生かしたスローイング。新人合同自主トレでも攻守走のバランスの良さは際立っていた。本職は遊撃だが二、三塁の練習にも励み、層の厚い内野陣に刺激を与える存在となっている。自らもプロを目指す原動力となった幼なじみであるオリックス宮城大弥と同じ舞台に立つために、自らの力を示して一軍戦力、その先のレギュラーの座を伺う。

#16 中日・櫻井頼之介 高い修正能力


櫻井頼之介[東北福祉大→ドラフト2位/投手/23歳/175cm68kg/右右]


 一軍の北谷で存在感を発揮している。シート打撃などに登板し、150キロの真っすぐと多彩な変化球を披露。スライダーやカーブ、カットボールは縦と横を使い分けるなど変幻自在。キャンプ中にフォークの握りも変えて落差が増した。「(調子の)波が小さいのが自分のいいところ」と修正能力の高さが武器。実戦派向きの器用な右腕。開幕一軍は濃厚で先発かリリーフか、今後はその見極めになっていく。

#201 中日・牧野憲伸 チェンジアップで勝負


牧野憲伸[オイシックス→育成ドラフト1位/投手/27歳/181cm91kg/左左]


 最大の武器は真っすぐと同じ腕の振りで投げるブレーキの効いたチェンジアップ。2月10日のシート打撃でも打者を翻ろうし、アピールに成功した。育成ながら一軍の北谷にいることからも期待の大きさが分かる。中継ぎ左腕として貴重な戦力になりそうだ。今年で27歳という年齢を考えても1年目から勝負。まずは支配下登録をつかむことが先決になるが、開幕前に実現しても驚きはない。

#11 広島・齊藤汰直 力強い投球で圧倒


齊藤汰直[亜大→ドラフト2位/投手/23歳/183cm90kg/右右]


 先発の一角を担う新星候補だ。キャンプ初日に続きブルペン入りした2月5日は、変化球も含め132球を投げ込み、鍛え上げられたスタミナ面もアピール。捕手後方で見守った新井貴浩監督は「フォーク、カットも良かった。真っすぐだけじゃなく、全部のボールに力があると感じた」とうなずいた。自身は「良い、悪いがはっきりしていた」と納得せず。キャンプ後半、実戦登板での本領発揮を誓う。

#0 広島・勝田成 攻守に光る対応力


勝田成[近大→ドラフト3位/内野手/23歳/163cm70kg/右左]


 主に二塁守備で見せてきた軽快な守備が魅力。キャンプ中のノックは遊撃と三塁にも入り、不慣れなポジションでも安定した守備力をアピールした。「いろいろなポジションを経験して考え方を吸収したい」と意欲を口にする。新井貴浩監督は「レギュラーのポジションが決まっているわけではない」と準備の必要性を説明。2月11日の紅白戦では適時打を放ち、攻守に高い対応力を発揮している。

#43 ヤクルト・増居翔太 多彩な変化球


増居翔太[トヨタ自動車→ドラフト4位/投手/26歳/173cm74kg/左左]


 最速149キロの直球を軸に多彩な変化球を操る即戦力左腕。春季キャンプ2日目の初ブルペンでは持ち球すべてを披露し、第2クール終了時点で5度のブルペン入り。池山隆寛監督は「先発候補でもある。競争して奪い取ってもらいたい」と期待を寄せる。襟足の長い「ロン毛」をトレードマークとし「髪型で覚えてくれているファンの方もいると思う」と憧れの“B'z・稲葉浩志ヘア”でプロのマウンドに立つ意欲を示す。

#38 ヤクルト・石井巧 安定した守備力


石井巧[NTT東日本→ドラフト6位/内野手/24歳/180cm81kg/右右]


 アマチュア時代は遊撃をメインとし、映えるプレーより堅実な働きを追求する、安定した守備力が魅力。2月4日はドラフト1位の松下歩叶とともに別メニュー調整の室内練習場で打撃練習を行った。松本ユウイチヘッドコーチは「5勤ということもあって、運動量を落として。体に問題はない」と説明。レギュラー白紙が宣言された中、春季キャンプでは二塁と遊撃で練習を重ね、定位置争いを繰り広げている。
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