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横浜DeNAベイスターズ特集 15年目の進化と挑戦

DeNA・山崎康晃インタビュー 今こそ経験を生かすとき「僕自身、まだファイティングポーズをとっている」

 

ドラフト1位でDeNAに入団し、チームの進化に合わせて自身も進化を続け、これまでに232のセーブを積み上げてきた。昨年は自身最少の17試合登板、1セーブという数字に終わったが、それをも糧にして、もう一度、こだわりのあの場所に舞い戻る。
取材・構成=早川大介 写真=横山健太、BBM

DeNA・山崎康晃[投手]


チームとともに進化


 思いも寄らぬ形でスタートを切ったプロ野球人生は、早くも12年目を迎えた。その間にはチームも、野球自体も大きく変化したが、それに合わせて自身も変化してきたからこそ、今がある。

──今年プロ12年目を迎えました。

山崎 早いですね。ドラフト1位でDeNAに入団して、右も左も分からない中で、ドラフト1位ということもあって1年目の最初は先発に挑戦したんですけど、なかなかうまくいかず。当時の監督の中畑(中畑清)監督の、リリーバーとしてリスタートを切ってみようかという一声で、最初に7回、8回、そして開幕のときには9回と。まさか僕がクローザーになるなんて誰も思いもしなかったでしょう。そのなかでオールスターや、侍ジャパン、日本シリーズ制覇と、出会いと縁と、周囲の力でいろんな経験をさせてもらった。そんなベイスターズに、本当に感謝しています。

──リリーバーとしては、まずスタートを切るとも思わなかったし、これだけ長くやるとも思っていなかった。

山崎 思っていなかったですね。もちろん、長くプロ野球の世界で戦いたいという夢を抱いてましたけど、こんな形でチームに関わり、携わるなんて、夢にも思っていなかったです。筒香(筒香嘉智)さんや宮崎(宮崎敏郎)さんなど、チームを代表する選手とともに、第一線で戦わせてもらった身からすると、本当にいろんなことを一番いいところでいい経験をさせていただいてる。ベイスターズへの貢献度も満足していないので、もっといい方向に導けるよう力戦奮闘してます。

──この11年の中でチームにもいろいろな変化があったとは思います。

山崎 ありましたね。それこそ入ったときは結構、原始的というか、トレーニングやピッチングの考え方、練習の方法なども、割と昔からのスタイルだった。今はもうがらりと変わり、数字やデータもちゃんと見るし、より合理的な野球になってるっていうのが僕の感覚です。でも、その中でも忘れてはいけないのは、その道のプロの人たちがしっかり落とし込んでくれて、一緒になって戦ってくれること。これがDeNAベイスターズの、今のスタイルなのかなと思いますね。

──もちろんデータだけがあっても、落とし込んでくれる人がいないと、やはりデータも生かせない。

山崎 そうなんですよ。データを取るのは機械なので、機材さえしっかりしてれば正しいものは取れる。ただ、今の動きがどうなっているのか、バイオメカニクス(バイメカ)って言うんですけど、バイメカのフェーズでエラーが起きると、落とし込みができてないまま、数字だけがポンと浮いてしまうんです。練習の効率的な方法もチームのハイパフォーマンス部で考えてくれるので、パフォーマンスを上げるには合理的で、かつ難しい考えにはなっていない。年齢もあるので、以前の地道に体で覚える、染み込ませるという練習から、少しシフトチェンジして、より集中型の質のいいハイクオリティーを保てる練習に切り替わってます。

──地道な練習から質の高い練習に切り替わるときに、拒否反応のようなものはありませんでしたか。

山崎 当初はびっくりした感覚がありました。それこそ今ではどこの球団も当たり前のようにブルペンにモニターを置きますが・・・

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