連覇を狙うチームの選手会長に就任。優勝に向けて新しいリーダーの風を吹き込むことができるのだろうか。福岡移転後初となるリーグ3連覇を目指すチームの先頭として引っ張ることとなった。個人としても、5年ぶりの捕手への再挑戦──。30歳の節目を迎えるシーズンへの思いを語ってもらった。 取材・文=田尻耕太郎[スポーツライター] 写真=湯浅芳昭、高原由佳 新しい自分に
昨季はケガの影響で80試合の出場にとどまった。シーズン終盤の8月末から復活し、リーグ連覇に貢献。その後のCS、日本シリーズでもチームの主軸として、5年ぶりの日本一へと導いた。シーズン中から前任の周東佑京から打診されていた2026年の選手会長。日本シリーズ第5戦の前には、チームを引っ張ることを決意。並々ならぬ思いで挑む。 ──開幕に向かっていくこの時期、自分への期待とちょっとの不安が入り混じる心境かと思います。いかがでしょうか。
栗原 僕の場合は大きな期待を持って、まず今年の自主トレやキャンプから入りました。実戦が始まってからはもっとこうすればいいのかなとか、そういった面で気持ちが変わってきている感じです。
──例年と違いますか。
栗原 今年は例年以上に自分の中でやるべきことが固まっていると思います。
──昨季終盤、9・10月度の月間MVPを受賞。手応えを持ってシーズンを終われたことが大きかったのでは?
栗原 いや、それは意外と関係なく、今年は今年の形ですね。去年のその時期は、打撃の引き出しが増えた感じ。今までにない感覚や打撃フォームでやっていましたけど。
──フィリーズの主砲、
カイル・シュワーバー選手を意識した打撃だと話していました。
栗原 そうですね。スイング軌道と右膝の使い方を意識したら、似た打ち方というか体の使い方になりました。こういう打球を打ちたいとか考えていたら、シュワーバー選手が僕の思うような打ち方をしていた。それで彼の打っている動画とかを見ていましたね。
──だけど、あえて違うことにチャレンジした?
栗原 結局、CSとか日本シリーズはそれでうまくいかない部分もあった。とはいえ、シュワーバー打法で大事だと感じたものは変えていません。ただ、去年とまったく同じものは引き継いでないということですね。
──栗原選手の2026年型バッティングとは?
栗原 しっかりと前足(右足)の軸で振るっていうところが一番ですかね。バッティング練習の感じは結構いいなと思いますし、自分の打ちたい打球とか方向にしっかり強く振れているというのはあります。オープン戦などの実戦の中ですぐにうまくいくことはなかったですけど、迷いは自分の中でないですね。練習や試合を重ねていく中でどんどん良くなってきているなと感じています。
──逆に不安と向き合う部分はないですか。
栗原 そこはないですね。しっかり1年間戦えれば・・・
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