高校生の視察は毎年3月に開催されるセンバツで本格化する。12月からのオフシーズンを経て、3月7日に対外試合が解禁。甲子園は各出場校とも公式戦初戦という難しい“入り”に直面する。NPB12球団のスカウトは全国から集まり原則、1回戦16試合でネット裏から対象選手をチェックする。選抜大会の視察の目的、位置づけを2球団のスカウト幹部に聞いた。 取材・文=岡本朋祐 
沖尚学高・末吉は帝京高との開幕試合で初戦敗退を喫したが、成長の跡を残している[写真=毛受亮介]
ドラフト上位の条件
2025年10月23日に行われたドラフト会議は、支配下で計73人が指名を受けた。高校生19人、大学生40人、社会人12人、独立リーグ1人、NPB二軍1人という内訳。過去5年をさかのぼると高校生は、22年は25人、23年は24人、24年は22人と減少傾向にある。この理由を
日本ハム・大渕隆GM補佐兼スカウト部長は言う。
「昨年のドラフトで言えば、当初から大学進学、社会人を表明した選手もいましたが、そもそもの対象選手が少なかった印象にあります。もう一つは、ここ最近、大学生がドラフト会議で上位指名を占めているという背景もあり、『大卒でもいいのではないか』と、高校生がプロ志望届の提出を回避する流れが見られます」
そこで、26年センバツはどうだったか。
「見るべき選手は、ここ数年では多かった印象です。今後の進路選択でどうなるかという部分はありますが、分母が大きかった。2年生を含めて、高校生の指名が増える可能性が高まるのは、われわれプロ側からすれば、ありがたいことです。高校生は・・・
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