週刊ベースボールONLINE

2026ドラフト特集 日米スカウト注目の高校球児

MLBスカウトも対象選手に熱視線 「日米争奪戦」の様相 なぜ、日本人高校生の市場は価値が高まっているのか?

 

日本の有力球児はNPBドラフトでプロ入りするのが、当たり前の流れだった。しかし、時代も変わりつつある。MLBが身近な存在となり、高校生の気質、考え方も、かつてとは異なっている。実際、現場で対象選手を視察するMLBスカウトの生の声を聞いた。
写真=早浪章弘

今センバツ大会で、阪神甲子園球場のネット裏には、NPB全12球団の関係者が視察。中にはMLB球団の姿も見られた。写真は3万5000人を動員した横浜高[神奈川]対神村学園高[鹿児島]の1回戦


「即メジャー」は難しい判断


 ここ最近、アマチュア現場、特に高校野球界周辺におけるメジャー・スカウトの動きが、活発になっている。センバツが開催された阪神甲子園球場でもMLB各球団が熱心に視察している姿が見られた。なぜ、日本人高校生の市場がポピュラーとなっているのか。某MLB球団スカウトは、内情を明かす。

「2025年1月に桐朋高・森井翔太郎選手がアスレチックスとマイナー契約を結んだことが、大きな転換期となりました。NPBドラフトにおける1位候補が渡米する事実。つまり、交渉や条件次第ではアメリカを選んでくれる可能性がある、ということです。各チームの動きは、すごいです。早くから家族、関係者に接触するケースもある。今回のセンバツに出場した横浜高・織田(織田翔希)投手を目当てに、開幕前の練習試合に5人体制で視察している球団もありました。企業努力と言えば、それまでですが、目の色を変えて動いている。他球団が視察したことが報道等されれば、われわれも確認作業をしないといけない。後になって、球団から質問された際に『見ていない』では通用しない仕事ですので……。森井投手が契約して以降、間違いなく仕事が増えています(苦笑)」

 今後も「高卒→メジャー挑戦」の動きが増えていくのか。ただし、そう簡単にいかない“深い事情”もあるという。某MLB球団スカウトは説明する。

「森井選手の場合は甲子園に出場したことのない学校であり、仮に対象選手が全国大会常連校だった場合・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング