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2026ドラフト特集【センバツ甲子園で猛アピール】

沖縄尚学高・末吉良丞(投手) 甲子園で得た教訓を生かす夏「勝てるピッチャーは、味方のミスも自分でどうにか抑える」

 

昨夏、2年生エースとして全国制覇。銀メダルを獲得した侍ジャパンU-18代表にも、2年生で唯一、日の丸を背負った。取り巻く環境が激変。紆余曲折を経て戻ってきた春は、開幕試合で敗退。最後まで戦った昨夏とは対照的に、出場32校で最も早く甲子園をあとにした。
取材・文=沢井史

沖縄尚学高は帝京高との開幕試合で登場。本調子ではないながらも試合をつくった[写真=毛受亮介]


9奪三振の内容に不満


 2年春から3季連続での甲子園。初回、帝京高(東京)の一番・DHの安藤丈二から139キロのキレのあるストレートで空振り三振を奪うと、3回まで9個のアウトのうち5個を空振り三振に斬って取った。快調な滑り出しに見えたが、末吉良丞は立ち上がりから違和感を覚えていた。

「ブルペンからボールの指の掛かりが良くなかった。ごまかしながらいこうと、頭の片隅に置きながら投げていました」

 それでも帝京高のスコアボードにゼロを並べ続けた。「相手は変化球にタイミングが合っていない感じだった」と察知し、スライダーやチェンジアップなども織り交ぜたが、1点リードの8回裏に味方の失策や四球で走者をため、満塁のピンチを招いた。迎えた五番・蔦原悠太に適時二塁打を浴び、逆転を許してしまう。継投した右腕・新垣有絃も勢いを止められず、追加点を許し、夏春連覇の夢は開幕戦で断たれてしまった。

「要所や追い込んでから三振が取れなかったことが、この試合の敗因だと思います。(8回の逆転打を許した場面は)相手が真っすぐを狙っていると感じていたのに真っすぐで勝負した自分の責任です。インコースを突こうとしましたが、相手にきれいにとらえられました」

 7回2/3を投げ9奪三振。中盤までは完全に末吉のペースだったようにも見えたが・・・

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