MLBで二刀流を現実にできるとは誰も思っていなかったし、不可能だとさえ思われていた。それを覆したのが大谷翔平だった。2018年当時は懐疑的な目で見られていたが、転機は2021年のケガから完全復帰したシーズンだった。現地記者に、その当時を振り返ってもらった。 文=奥田秀樹 写真=Getty Images 
ケガから完全復活した2021年、本格的な二刀流で46本塁打&9勝を挙げてMVPを獲得。ファンを熱狂させた
メジャー4年目が起点
大谷翔平は、いつも見られ方を更新してきた。2018年、メジャーに来たときは「本当に二刀流は可能なのか」と疑われた。21年には、その疑問をMVPで打ち消した。ドジャース移籍後の24年には50本塁打50盗塁という前例のない領域へ進み、世界一と言われる巨大市場の中でスターとしての存在感をさらに膨らませた。その変化を2人のハリス記者が語る。
まずはジャック・ハリス記者。ロサンゼルス・タイムズ紙を経て、現在はカリフォルニアポスト紙で大谷を取材し続ける。ただし18年はまだ記者ではなかった。「大学にいました。趣味でファンタジーベースボールをやっていて、自分のチームに翔平を入れたんです。それが今から考えると面白い。当時はエンゼルスが『いつ休ませるのか』『登板の前後はどうするのか』といったことを模索している段階でした。だから毎日・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン