今年もまた、ドラフト会議がやってきた。1965年秋からスタートし、55回目。制度をさまざまに変えながら歴史を紡いできた。ここでは2018年の会議まで1年ごとに振り返っていく。 リーグ連覇を飾った
巨人・
長嶋茂雄監督が、指折り待ったドラフトだったと思う。狙うは、法大のエースとして47勝を挙げた江川卓。作新学院高時代から“怪物”の名をほしいままにした快速球右腕で、巨人とは相思相愛。ドラフト会議前、後見人である船田中・元衆院議長と並んで「意中の球団以外は指名しないでほしい」という異例のお断り記者会見まで開いたほどだ。
しかも、この日の指名順抽選の結果、巨人が引いたのは2番。1番は2年目のクラウンライターで、球団の経営難も伝えられていた。断られるのが目に見えている江川の指名はないと思われ・・・
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