ペナントレース最終盤、今週もまた、多くの選手がファンたちの前で別れを告げ、また、ユニフォームを脱ぐ決意を固めた。 中日・吉見一起 黄金時代を支えたエース
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やり尽くした思いもあってか笑顔が多かった/写真=高塩隆
中日の黄金時代を支えたエースがプロ15年間の現役生活に別れを告げた。ナゴヤドームの今季最終戦となった11月6日の
ヤクルト戦がラスト登板。先頭打者の
山崎晃大朗を三振に仕留めると、ナゴヤドームの観衆から大きな声援を浴びた。最後は138キロの外角低めのストレートと
吉見一起らしい制球力だった。観客席には自主トレ仲間でもある
千賀滉大と
石川柊太(
ソフトバンク)の姿も見られた。
ここ数年は思うようなボールが投げられず、成績も残せなかった。昨年は1勝どまり。今年も同じようならユニフォームを脱ぐ覚悟は決めていた。9月で36歳となる年齢も頭の中にあった。強い決意で臨んだシーズンで開幕先発ローテーション入りをつかんだが、長くは続かなかった。ファームでは12試合に登板し、チームで唯一、規定投球回数に達したが、・・・
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