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違いの意味を徹底チェック Theme『野手の声かけとタイミング』【パ・リーグ編】

 

「マウンドは孤独」と言う投手は少なくない。自らが投じる1球が試合の流れを左右する。力みが生じて制球を乱せば、守りのリズムが悪くなり、攻撃にも影響を及ぼすものだ。ただし、バックには仲間がいる。苦しい場面で、かける“一声”は大きな勇気となり、投げ込むボールに力を与えてくれるもの。今回は、そんな『野手の声かけ』をチェック。誰が、どんなタイミングで投手の背中を押しているのだろうか。
【セ・リーグ編】はこちら

今宮健太[ソフトバンク/遊撃手/31歳]

8.31 vs ロッテ[PayPayドーム] 4回表 0対2 二死満塁【打者】荻野貴司


ゲキだけではない


 ただ声をかければいいわけではない。ソフトバンク・今宮健太は頻繁にマウンドに駆け寄るが、声をかけることで生まれる間(ま)、そのひと言が投手に与える影響なども考え、長く投手と会話することもあれば、端的に言葉を投げかけてすぐ守備位置に戻るときもある。写真の場面は、2点を失い、なおも二死一、三塁から四球でピンチを広げた場面。本来はテンポのいい石川柊太に対しても、冷静になる時間を与えた。投手のテンポも配慮する必要がある一方、重要な局面では間をとることは大事。

安達了一[オリックス/二塁手/34歳]

8.26 vs 西武[京セラドーム] 10回表 2対2 一死三塁【打者】栗山巧


 オリックス・安達了一も、延長10回のピンチの場面でボール球が先行すると、打者に対しての投球中もマウンドへ。結果は決勝犠飛を打たれるも、勝負した結果なら、周りも納得する。

中村奨吾[ロッテ/二塁手/30歳]
「勝てるチームになるには準備が大事」と言うロッテの主将・中村奨吾も・・・

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