2年連続リーグ2位から悲願の頂点を目指した井口資仁監督5年目のシーズンは結果だけを求めた。だが、開幕から野手の主力がそろわず低迷。それでも上位に食らいつき、上位争いに参戦した。3年ぶりBクラスも、次代を担う選手は続々と現れている。 写真=高原由佳 [2022年成績]※成績部分の()内数字はリーグ順位 69勝73敗1分 勝率.486
501得点(3)、536失点(6)、打率.231(5)、70失策(3)
97本塁打(5)、132盗塁(1)、防御率3.39(4)

10月2日の最終戦[ZOZOマリン]後のセレモニーで辞任を表明した井口監督。就任5年間で若手を育て上げた
期待の打線が低調も投手陣の奮闘が光る
就任5年目。井口資仁監督はチームの成長に手応えを感じていた。
「一昨年は2位にはなりましたが、最終的には(首位・
ソフトバンクと)10ゲーム差。でも、昨年は最後まで優勝争いができた。そこは選手たちも自信になったと思うんです」
1年目の2018年から5、4、2、2と着実に順位を上げて挑んだ今季、目指したのは頂点の二文字だからこそ、求めたのは結果だ。期待の若手が多数いる中でも「昨年まではチャンスをあげてきたつもり。でも、今年は結果を残して、競争して勝ち取ってもらいます」と、2月のキャンプ時に指揮官は力強く語った。
ゲキに応えるように
安田尚憲、
山口航輝の左右の大砲候補が2月の実戦から快音を連発。「助っ人とかみ合えば面白い」と井口監督も打線の期待感を隠さない。だが・・・
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