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ダンプ辻のキャッチャーはつらいよ

連載ダンプ辻コラム 第128回「なぜか僕が出ているとよく打った重松省三さん」

 

小柄ながらパンチ力もあった重松[右。左は伊藤勲]


声を聞くと冷や汗が出る選手


 野村謙二郎という選手を知ってますか。当たり前? そりゃそうですな。バッティングもよく、高橋慶彦のあとくらいに出てきた足も速い広島の名ショートです。いまは日本テレビで解説をやっていますが、僕は野村の声を聞くと、いつも嫌な汗が出るんです。

 1990年、僕が阪神の一軍バッテリーコーチをしていたときでした。捕手は木戸克彦嶋田宗彦吉田康夫の3人でやっていたときですが、とにかく野村がよう打つんです。130試合制で1球団は26試合ですが、全試合2本ずつくらいヒットを打たれた気がします(調べてみると、26試合中ヒットなしは1試合だけで48安打、打率.436だった)。野村は確か2年目で、全体では打率3割もいってないと思います(.287)。

 中村勝広が監督で、まあ、当時は珍しくなかったのですが・・・

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