心機一転、新たなシーズンに挑むのは、ルーキーや新天地に移った選手ばかりではない。背番号を変更して飛躍を期す男たちも、胸に秘める確かな決意がある。さらなる飛躍を誓う選手、巻き返しを図る選手、チームの思いを継承する選手など、さまざまな思いを数字に込めて、2024年シーズンに輝いてみせる。 ※年齢は2024年の満年齢 中日・岡林勇希 #60→#1 気負わず自然体で
入団から4年間、背負って来た大台の番号に別れを告げる。2022年オフに
京田陽太が
DeNAにトレード移籍となり、背番号『1』は空き番号となっていた。高卒3年目の22年、最多安打のタイトルを獲得するなど大ブレーク、一躍チームの顔となった岡林勇希は、オフに球団から背番号変更の話も出たのではと聞かれると、「出ないですよ。だってまだ1年じゃないですか」と冷静に答えたものだ。23年はレギュラーとして全試合フルイニング出場。2年連続でベストナイン&ゴールデン・グラブ賞を受賞。2年連続で結果を残したことで『1』を継承する資格を得た。ただ、気負いはない。「何かを変えることはないと思っています。(背番号に)恥じないようにと思う必要はないし、今できることをやればいい」とあくまで自然体。それが岡林だ。
ロッテ・友杉篤輝 #10→#4 藤岡の背中を追う
ドラフト1位ルーキー・
上田希由翔が『10』となり、
藤岡裕大が『4』から『7』へと変更になる“玉突き人事”に巻き込まれたかのようであるが、遊撃手だった藤岡が背負った『4』を受け継ぐのは2年目を迎える友杉篤輝だ。「驚いていますが、大きく飛躍できるように頑張りたい」。
吉井理人監督は藤岡を二塁へとコンバートする「内野再編」を示唆しており、実現すれば正遊撃手の最有力候補に挙がる。新人だった昨年は一番で先発出場した試合に限定すれば打率.324と、リードオフマンとしての適性の高さを示した。「背番号4は友杉と言われるように、これから自分の番号にしていきたい」と、藤岡のような遊撃手を目指して飛躍することを誓っている。
巨人・門脇誠 #35→#5 1ケタの重み
入団2年目としては異例となる1ケタ番号を背負う・・・
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