
「チームの雰囲気はいいし、勝ったら皆さんの笑顔が見られるので今後も頑張りたい」と決意を語った森下
カープが誇る“二刀流”だ! 8月3日の
中日戦(マツダ
広島)、八番・投手でスタメン出場した
森下暢仁。3回一死一、三塁から
福永裕基に先制打を浴びるも、自らのバットで取り返した。5回、相手の失策で同点に追いついて、なお無死二、三塁の好機。カウント2-2と追い込まれたが、「三振をせずに打球を前に飛ばしたい思いがありました」と
大野雄大が投じた外角高め142キロ直球に食らいついた。打球は高いゴロで中前に抜ける勝ち越しの2点適時打となった。
投手ながら先発マウンドに上がる際、3試合連続で八番に入った森下。その狙いを
新井貴浩監督は次のように説明する。
「アツ(
會澤翼)もしっかり振れているので。仮に前が出たら森下が送ってアツ、というのも考えている。打撃が良いから八番に入っているだけじゃなく、いろいろな動きをイメージしながらです」
この一打で森下は今季10安打目、打率.303と好アベレージ。得点圏打率は.500を誇っている。投げても8回7安打1失点の力投で8勝目。広島は5連勝で首位をキープ、貯金は今季最多の10となった。投打で結果を残し続ける背番号18。6年ぶりの優勝を狙う広島にとって非常に心強い存在だ。