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侍JAPAN NEWS ラグザス presents 第3回 WBSCプレミア12

【侍JAPAN NEWS】ラグザス presents 第3回 WBSCプレミア12日程発表! 新ホームユニフォームは「遺伝子」をイメージ

 

新ユニフォームで侍ジャパンを率い、ラグザス プレミア 12に挑む井端監督[左]と吉見投手コーチ[写真=兼村竜介]


 11月に開催される「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」の大会概要が8月30日に発表された。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の主催する同大会は、WBSC世界野球ランキングの上位12カ国・地域が招待されて参加する国際大会。2015年に初開催され、19年に行われた前回大会の第2回は、稲葉篤紀監督(現日本ハム二軍監督)率いる侍ジャパンが、決勝で韓国との激戦を制し初優勝を遂げた。

 侍ジャパンにとって連覇を目指す大会となる今回の第3回大会は、11月13日から始まるオープニングラウンドで各6チーム2グループに分かれ、各チーム5試合を戦う総当たり戦から始まる。各グループ上位2チームが11月21日から東京ドームで行われるスーパーラウンドへ進出。再び総当たりを行いスーパーラウンドの順位決定後、11月24日の決勝、3位決定戦で最終順位が決まる。

 概要発表会見で侍ジャパントップチームを率いる井端弘和監督はチーム編成について、伝統的な投手力を中心にした守りの野球を構築することを念頭に「選考ポイントは決めている段階ではあるけれど、結果を出している選手プラス国際大会を経験していなくてもやっていける(選手がいるか)というのは見極めていかないといけない」と選考段階から新戦力の可能性を模索していく意思を示した。また、その意図について「長く日本のチームが世界のトップに居続けるためには、若い選手が出てこないといけない」と説明。「そのためにもフレッシュな新生ジャパンが出せればいいなと思っている」と力を込めた。

 会見に同席していたNPBの榊原定征コミッショナーも「昨年はアジアチャンピオンシップで全勝優勝、今年もコロンビアで行われたU-15W杯で優勝を遂げた。同じく優勝を勝ち取ってもらいたい」とエールを送ると、「今後も26年のWBC、28年のロサンゼルス五輪と大きな国際大会が控えている。将来に向けての若手選手の発掘もぜひお願いしたい」と日本の野球界の未来につながる大会にしてもらいたいとの思いを伝えた。

 オープニングラウンド・グループBの日本は、11月13日にバンテリンでオーストラリアと大事な初戦を迎える。

大会連覇で光り輝くトロフィーを再び手にできるか[写真=兼村竜介]


新ユニフォームお披露目


 概要発表会見に続いて、侍ジャパンが国際大会で着用する新ユニフォームが発表された。

 ホームユニフォームは従来どおり白をベースに「無双ストライプ」と名付けられた赤と青のラインが入ったストライプ。「無双ストライプ」自体は以前から使用されていたものだが、新たに2本一組としたことで、さらなる結束を表現している。23年WBCで世界一に輝き、日本の人々に刻まれた「無双」の記憶が遺伝子となり、次の世代へ受け継がれていくことをイメージした。新ホームユニフォームを実際に着用した井端監督は「着心地としてはどんどん軽量化されているなと感じます。日本のチームが大切にする結束、団結力を高めてぜひともプレミア12を連覇したい」と語った。

 一方の流線的なデザインが目を引くビジターユニフォームは、伝統的な紺と日本を象徴する赤のデザインカラーを継承しながら、野球の動きの中に存在する「投げる、打つ、走る」を、弧を描く軌道で表現。「次なる勝利を目指し、輝きをまといながら突き進む」ことを期待したデザイン「輝勝」を採用した。こちらは、吉見一起投手コーチが着用し、「素材も良くて軽いです。選手たちも着やすいんじゃないかと思います」と好印象を受けたようだ。

 新ユニフォームは、11月9、10日にバンテリンで行われる『ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024』日本対チェコ戦で試合での初お披露目となる。

【ラグザス プレミア12出場国】
日本(1位)
メキシコ(2位)
アメリカ(3位)
韓国(4位)
チャイニーズ・タイペイ(5位)
ベネズエラ(6位)
オランダ(7位)
キューバ(8位)
ドミニカ共和国(9位)
パナマ(10位)
オーストラリア(11位)
プエルトリコ(12位)

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