楽天の守護神、十分な実績を持ってあこがれの海の向こうのベースボールに挑戦した。滑り出しはよかったが、メジャーの壁にぶつかった。来季に向けて、確固たる地位をつかみリベンジを果たしたいところだ。 文=樋口浩一 写真=Getty Images 
チーム2番目の登板を果たした松井。だが満足のいく内容だったかと言えば……
開幕当初は好調な滑り出しで64試合登板も悔しい2024年
NPBで236セーブを挙げた
松井裕樹がメジャーに舞台を移した。パドレスと5年総額2800万ドル。松井としては優勝が狙えるチームでやりがいがあり、
ダルビッシュ有と一緒なので頼もしくもあった。パドレスとしては絶対的なクローザーであったヘイダーがFAでアストロズへ移籍していったため救援投手の補強は急務であった。
スプリングトレーニングでチームになじみ、2月22日のオープン戦初登板ではドジャース相手に1回を3者三振と最高の出だしだった。ところがその後、腰痛の治療や休養のため20日ほど実戦を離れた。それでも何とか開幕に間に合い、韓国・ソウルでの開幕戦でメジャー・デビューを果たした。
初登板から4試合無失点を続け・・・
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