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オリックス・山岡泰輔のオンラインカジノ利用発覚 12球団がコンプライアンスの再徹底へ

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球界に衝撃が走った。2月21日22時にオリックスが緊急会見を開き、山岡泰輔がオンラインカジノを利用していたことを発表、謝罪。タレント、他競技のアスリートなど、取りざたされている“賭博問題”が、NPBにも及んでいる。
※情報は2月23日時点

宮崎でのキャンプに参加していた山岡は帰阪して自宅謹慎に


帰阪で活動自粛


 緊急対応に追われた。2月21日、オリックス・山岡泰輔がオンラインカジノを利用している事実を把握した球団が、22時にキャンプ地・宮崎市内で緊急会見。取材に応じた後藤俊一広報宣伝部長は、「違法性の認識の有無に関わらず、社会的影響力の大きいプロ野球選手としての自覚を欠いた行動であったという見解を(山岡に)伝えました。関係各所の皆さま、ファンの皆さま、多大なご迷惑、ご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

 オンラインカジノの利用に関する情報を入手したNPBから調査依頼を受け、球団は18日に山岡と面談。過去に海外でカジノのライセンスを取得しているサイトが運営しているポーカーゲームのトーナメント大会に参加していた事実を把握した。21日に帰阪した山岡は大阪府警に相談。警察の調査もあり、金額や回数などについては明かしていないが、コンプライアンス違反の疑いがあるとして当面の間、活動自粛を命じ、正式な処分などは決まり次第、発表される。

 この件を受けてNPBも12球団に徹底調査を要請。同日夜に『所属選手及び監督・コーチ、スタッフなど関係者にオンラインカジノの利用は違法行為にあたることを各球団内で改めて周知徹底するよう求めたほか、当該関係者に向け、過去にオンラインカジノを利用したことがあれば自主的に名乗り出るよう呼びかけることを要請した』と文書で発表した。

 一夜明けた22日は沖縄・宮崎でオープン戦が行われ、オリックスはソフトバンクと対戦(アイビー)。練習前には、久保充広管理部長が、あらためて注意喚起し、試合後に取材対応を行った湊通夫球団社長は「プロ野球選手として模範になるような行動をとらなければいけない。何げなくやったけど、実は違法だったというところでいくと、われわれも勉強していかなければいけない」と話し、再発防止を徹底していく。他球団でも注意喚起の動きが見られる中、23日時点で、新たな利用者は現れていない。開幕まで約1カ月。コンプライアンスを再度徹底し、シーズンへ進んでいく。

■山岡のオンラインカジノ利用問題の経過

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