昨季のワールド・シリーズ・チャンピオンのドジャースと伝統人気球団のカブスが日本時間3月18、19日に開幕戦を東京ドームで行った。6年ぶりの日本開催にはドジャースから昨季のナ・リーグMVP、大谷翔平に山本由伸、佐々木朗希。カブスは今永昇太、鈴木誠也が出場。2日間で8万4732人の観客がメジャー・リーガーたちのプレーに酔いしれた。 写真=高原由佳、川口洋邦 【第1戦、開幕戦】山本&今永の日本人開幕投手対決も大谷のチーム初安打で流れを変え今季初勝利へ

緊張感もなくなり入った第3打席で今季初安打を放った大谷。これを足掛かりに逆転。やはりこの男が打ってはチームは盛り上がる
常に野球を楽しむ男が、まさかの感情を抱いて2025年の初打席を迎えていた。昨季のワールド・シリーズ前会見で、緊張しているか? という質問を受け「NON!」と答えていた大谷翔平。だが、世界一となり凱旋となった東京での開幕戦。日本人ファンの期待に応えたいという強い思いがあった。
「日本でプレーする重圧はいろいろと感じていて、1打席目は珍しく緊張していた」。東京ドーム周辺には、「OHTANI」のユニフォームを着た
大勢のファンが集った。チケットのないファンが長蛇の列を織り成しグッズを求めるなど活気あふれる雰囲気が漂う中、一番・指名打者として打席に入り、カブスのマウンドには今永昇太が立っていた。日本人対決で始まると4万2365人が一斉に静まり返る異様な空気の中、二ゴロに終わった。
「2打席目以降はしっかりと冷静に対応できた」と話すように2打席目は、鋭いライナーが二直に。1点を追う3打席目は5回の一死一塁。代わったブラウンが投じた外角高めに浮いたナックルカーブをライト前に運んだ。これが今季チーム初安打。これで一、三塁としたあと、カブスのエラーなどもあり、ドジャースは逆転に成功する。
4打席目は、空振り三振に倒れたものの・・・
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