ファームの日本一を決める決戦が今年も宮崎で開催され、イースタン王者の巨人とウエスタン王者の中日が激突した。接戦が予想されたものの、試合は一方的な展開となった。 写真=毛受亮介 中日16 - 3巨人 
胴上げで5度、宙に舞った落合英二二軍監督。就任1年目で育成と勝利を両立させた
独走で2年ぶり29度目のリーグ制覇を果たした巨人に対し、中日は大逆転でつかんだ14年ぶり17度目のリーグ優勝だった。優勝を争った
ソフトバンクとの最後の直接対決3連戦(ナゴヤ)で3連勝。それでもゲーム差で言えば0.5差でソフトバンクに及ばなかったものの、勝率でわずかに2厘上回っての頂点だった。
先発は中日が3年前のドラフト1位・
仲地礼亜。巨人が育成2年目の園田純規。ともに今季はリーグで8勝をマークした右腕。

巨人の先発マウンドに上がった園田。3回を3失点(自責1)で敗戦投手も今後が楽しみな右腕だ
試合が動いたのは2回。中日が
宇佐見真吾、
村松開人の連続適時打などで3点を先制。4回にも1点を追加したが、どちらも巨人の失策が絡んでの得点だった。
さらに中日は6回に尾田剛樹、
土田龍空、チェイビスの適時打で一挙5点を奪って9対0。その後も攻撃の手を緩めることなく、16対3の大差で試合を決めた。ファーム選手権での16得点は2002年の
阪神に並ぶ最多タイ記録。投げては先発の仲地礼亜が6回途中無失点の好投でチームに勢いとリズムをもたらした。
「シーズンの勢いそのまま宮崎へ乗り込んで、いいゲームができた。野手は何の文句もなく、よく打ってくれた」と中日・落合英二二軍監督。敗れた巨人の
桑田真澄二軍監督は「悔しいですけど次に生かすしかない。これが勝負の世界の残酷さ」と話した。中日が7度目のファーム日本一に輝いた。
2025年10月4日@宮崎・ひなたサンマリン宮崎 【試合時間】3時間39分(開始13時)
【入場者】4504人

最優秀選手賞は仲地[中央]。優秀選手賞には4安打3打点の土田[左]と4打点の尾田[右]が選ばれた