
井端監督率いる侍ジャパンの大枠が固まった[写真=川口洋邦]
3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ挑む29人の侍ジャパンのメンバーが出そろった。1月26日に都内で会見を開き、
井端弘和監督は先行発表されていた19人に続いて10人のメンバーを追加で発表した。
注目のMLB組からは
山本由伸、
岡本和真、
村上宗隆、
鈴木誠也が新たに選出され、先に発表されていた
大谷翔平、
菊池雄星、
松井裕樹、
菅野智之と合わせ、現時点でも史上最多となる8人のMLB組がメンバーに名を連ねている。
井端監督が「日本でトップの投手。日本のエースとして、勝てるピッチングをしてほしい」と期待をかける山本の存在は大きいが、何よりの朗報は岡本、村上、鈴木の参戦だろう。特にこのオフにMLBへ移籍した岡本と村上の動向は不透明だっただけに、大谷とともに野手陣の核が定まることの意味は大きい。指揮官は「向こう(MLB)に行くにあたって、本人たちが『出たい』と言ってくれていたこともありスムーズにいった。その流れをつくってくれたのが前回大会の吉田選手(
吉田正尚、レッドソックス)」と、同じくMLB移籍直後でWBCに参戦した吉田の名前を挙げていた。
残る1人の選考についてはもろもろの手続きの都合上、会見では発表に至らず、2月1日の時点でも明らかになっていない。投手15人の構想だが、現時点では「投手・大谷」を除けば14人。「手続きの都合上」という点を考慮すればMLB組のカブス・
今永昇太やメッツ・
千賀滉大が有力候補となるだろう。(※2月4日に吉田正尚の選出が発表された)
2月14日からはNPB組の選出選手にサポートメンバーを加えて宮崎の事前合宿がスタート。
松井秀喜氏が激励に訪れることも発表され、「監督に就任してからずっとお願いしていたので感謝している。一緒にいるだけで得られるものはあるし、アドバイスをいただけたら励みになる。プラスになることしかない」と井端監督は“ゴジラ効果”に期待する。
22、23日には
ソフトバンクとの強化試合、24日の合宿打ち上げのあとは27、28日にバンテ
リンドームで
中日との強化試合が待っている。MLB組の合流について指揮官は「名古屋から合流してもらい、大阪(3月2、3日の京セラドームでの
オリックスとの強化試合)で実戦を積んでほしい」と希望を口にしている。
準備はいよいよ最終段階に突入していくがメンバーが完全に固まっていないこともあり、井端監督は投手の起用法や打順について、「ボールを見てから、状態を見てから判断する」と語るにとどめた。いずれにしても各国が強力な布陣を整えている中で、WBC連覇に向けてライバルたちを十分に凌駕できるメンバーで立ち向かうことになる。(※情報は2月1日時点)
■2026WBC/侍ジャパン出場予定選手 
※は1月26日発表の選手。年齢はWBC開幕時
■WBC2026/侍ジャパンの日程 <1次ラウンド/東京ドーム>
3月6日 vs.台湾
3月7日 vs.韓国
3月8日 vs.オーストラリア
3月10日 vs.チェコ
<準々決勝ラウンド/ローンデポ・パーク(アメリカ)>
3月14日 vs.プールD 1位 or 2位
<決勝ラウンド/ローンデポ・パーク(アメリカ)>
3月15日or16日 準決勝
3月17日 決勝
※日付は現地時間