MLBを代表する2大スターの大谷翔平とアーロン・ジャッジがケガで出場しない2026年のオールスター・ゲーム。盛り上がりに欠けるかと思われたが、そこはスーパースターたちが集う場所。白熱の展開が待っていた。 文責=メジャーリーグ編集部 写真=Getty Images 
4対0で勝利して祝福をするア・リーグの選手たち。一塁手として守っていた村上は、勝利の瞬間をナインと味わった
試合は初回から動いた。ナ・リーグ先発は開催地のエース、
クリストファー・サンチェス。地元の大きな声援をバックにマウンドに上がったが、いきなり二死満塁のピンチを招く。ここで六番の
ヤンキースのコディ・ベ
リンジャーに中前に2点タイムリーを打たれてしまった。さらに二死一、三塁から同じくヤンキースのベン・ライスにも中前に適時打を打たれ計3点を失った。
反撃をしたいナ・リーグ打線。しかし、ア・リーグの投手陣は、マウンドに上がる投手がしびれる投球を披露する。先発のマウンドに上がったブルージェイズの
ディラン・シースが初回に3三振を奪うとそのあと10人の投手リレーで球宴史上最多の計15奪三振で完封した。
ア・リーグは8回に、リーグ戦で快進撃を見せるホワイトソックスの主砲、
ミゲル・バルガスがソロ本塁打を放ち4対0とリードを広げた。
球宴出場のドジャース、
山本由伸はリーグ戦登板の関係でマウンドに上がることはなかった。

登板機会はなかったがセレモニーに登場の山本。フィラデルフィアはライバルの地だけにブーイングも浴びた
一方、ツインズの
バイロン・バクストンの代替選手として、メジャー挑戦1年目から選出されたホワイトソックスの
村上宗隆は、前日のホームランダービーに出場し、さらにこの試合にも7回の守備から一塁に入った。
迎えた9回に打席に立つ。マウンドにはパドレスの守護神で剛腕の
メイソン・ミラー。100.3マイル(約161.4キロ)、101.9マイル(約164.0キロ)の剛球を連続で空振り。1ボールのあとの4球目の101.7マイル(約163.7キロ)の真ん中高めのフォーシームを豪快に振りに行き空振り三振に終わった。
「特別なものですけど、また次も出たいなと思っていますし、最初で最後じゃないと思っている。いい経験になりました」と充実の2日間を振り返った。

9回の打席に立った村上。163.7キロのフォーシームに空振り三振もいい経験だ
試合はそのままア・リーグが4対0で勝利。MVPには7年ぶりに球宴に出場し、初回に2点タイムリーを放ったベリンジャーが獲得した。

7年ぶりの球宴出場でありながらMVPに輝いたベリンジャー
■2026 MLB オールスター・ゲーム 7月14日 フィラデルフィア シチズンズバンク・パーク
2時間45分 4万3916人
ナ・リーグ 0対4 ア・リーグ [勝]ディラン・シース(ブルージェイズ) [敗]クリストファー・サンチェス(フィリーズ)
[本]ミゲル・バルガス(ホワイトソックス=8回表ソロ)