「困ったときには若林」と言っていいだろう。二塁をはじめとした内野全ポジションに加え、外野守備でも華麗なファインプレーを見せてチームに貢献している。だが、意外なことに3つのグラブはいずれも人から譲り受けたものだった。 取材・文=杉浦多夢 写真=高原由佳、BBM 
上から岡本からもらったファーストミット、岡本モデルをベースにした「WAKA」の刺しゅうが入った自らの内野用、石川慎吾の「Shingo」の刺しゅうが入った外野用
二塁を主戦場に一塁を含めた内野全ポジションをこなし、外野守備も華麗かつ堅実。
若林晃弘はまさに守備のユーティリティーだ。「もちろん二塁にこだわりは持っているが、この世界で生きていくためには必要なところでやっていかなくてはならない。『全部やる』ということが自分の売りでもある。『困ったら若林』と必要とされる存在でありたい」。今では自身もユーティリティーであることに自負がある。
当然、グラブは内野用、外野用、ファーストミットの3種類を用意。だが、意外なことに「自分のグラブ」は一つもない。そのことが話題となったのが昨季のクライマックスシリーズ・ファーストステージ。
阪神との第2戦で故障離脱の
岡本和真の代役として二番・三塁で出場すると・・・
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