日本ハムのヘッドコーチ人事は「奇」ではなく「奇を衒う」悪手では 「文藝春秋」の12月号に、故・丸谷才一さんの遺稿(短編小説)が載ってましたが、その後ろに文春で丸谷さんを担当していた方の解説・思い出が付いていました。その中にオレの名前が出てくるのでビックリしました。丸谷さんは野球の話になるとオレの名前を出してはホメてくれたそうです。ホメる理由は、オレの発言、発想が実に「奇」であるからだそうです。オレは苦笑するしかなかったのですが、考えてみるとね、これってオレに対する最高級のホメ言葉ですよ。とにかく人の意表を突く、まさかと思うようなことを言ったり書いたりする。そういう野球評論をやってきたから丸谷さんはホメてくれたのです。
オレなんかね、この「奇」ひと文字で40年野球を解説したり評論してきたようなものですよ。当たり前のことを言って(大事なことではあるのですが)、聴く人や読む人に「つまらん」と言われたら何の価値もない。やっぱり「面白い」と喜んでもらわなくちゃ商売とは言えません。
「奇を衒てらう」という表現がありますが、オレは衒ってはいません。自然に口を突いた表現が、人様には「奇」に映るようなんです。計算なんかしてません。まあ、変な才能、能力なのかもしれませんが・・・
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