「ウンチョコチョコチョコピー！」「ドンダケー！」。フェルナンド・ロメロは来日1年目の昨季、お立ち台でさまざまな一発ギャグを披露してファンを沸かせてきた。今季はプレーでのさらなる活躍と新ネタ披露で、昨年以上に球場を盛り上げる。

　各球団の恒例行事となっている2月3日の節分で報道陣の前に登場したロメロは初めて豆まきを体験しながら、昨年のM-1王者である錦鯉のあいさつ「コーンニーチハー」を新たに披露した。伝授した上茶谷は「何か新しいものが欲しい。今流行りのものは何だと聞いてきたので」と、その探求心にニヤリ。きっちりと笑いを生み出したロメロは「横浜スタジアムでまた披露したい」と得意げな表情で腕まくりした。

　もちろん本業のピッチングもおろそかにはしていない。昨年は新型コロナウイルス感染拡大により開幕までに来日できず、チーム合流後も前半戦は状態が上がらず苦しんだ。しかし後半戦に入ると制球が安定し、9、10月だけで5勝をマーク。「相手の特徴が分かってきて、尻上がりに良くなった」と日本の野球を学んで適応した。初めて参加したキャンプでは順調に調整を進め「今年は1年とおしてチームに貢献する」と先発ローテーションを守り抜く準備はできている。

　キャンプ中には球団歌『熱き星たちよ』のレコーディングにも初めて参加した。今年は横浜スタジアムでの試合前にその美声(？)を響かせ、マウンドで躍動、そして何度もお立ち台に立って詰めかけたファンの爆笑をかっさらうつもりだ。

写真＝YDB