
今季は自己最多の29試合に登板した久保
いまやチームになくてはならない存在となった。2018年のドラフト会議で
ヤクルトから7位指名を受け、入団4年目の左腕・
久保拓眞は今季、自己最多の29試合に登板。9月9日の
広島戦(神宮)でプロ初勝利を挙げるなどリリーフ陣の中心選手として29年ぶりのセ・リーグ連覇に貢献した。
少ないチャンスをものにした。4月1日に出場選手登録されたが、同11日に降格となった。だが、7月に多数の主力選手が新型コロナウイルスに感染すると、7月12日に昇格。負けゲームでの登板で徐々に結果を残していき、勝ちゲームを任されるまでに成長した。
「毎日が新鮮ですけど、なんとかチームが勝つために自分のできることを精いっぱいやろうという気持ちでマウンドに上がっています。チームとしてはコロナでだいぶ危ない感じだったと思うんですけど、僕自身はなんとかそのチャンスをつかむためにやろうという感じでした」
進化の裏には、後輩からの助言があった。コースを狙いすぎていた久保は、2歳下の救援右腕・
木澤尚文にLINEで「どういう風に投球している?」と質問。「真ん中目掛けて投げています」と直球の答えに「球の速さもスタイルも全然違うと思うんですけど、投手として共通するところもある」と共感した。細かいことを気にしすぎず、シンプルに、大枠で考えることで投球も安定した。
「もらったチャンスを生かしたい。やれることをしっかりとやっていきたい」と久保。下位指名から己のポジションをつかみ、栄冠をつかむ。
写真=BBM