
長打力が魅力のホーキンスが四番にハマれば、言うことはないのだが……
テスト生から入団した新助っ人が、強力打線の四番を任される可能性が高まっている。春季キャンプ中の2月19日に行われた紅白戦。6回二死二塁で、新加入したコートニー.ホーキンスが
松本裕樹の141キロを完璧にとらえた。打球はピンポン球のように左翼芝生席の場外へ。「感触は良かったよ」と豪快弾に笑みを浮かべた。
昨年アメリカの独立リーグで48本塁打、125打点の2冠、MVPにも輝き、秋季キャンプにテスト生として参加した。連日快音を響かせたその打棒を誰よりも高評価したのが、
藤本博史監督だ。「タイミングの取り方が日本向き」。チームの外国人野手は来日2年目のF.
ガルビスがおり、メジャー通算188試合出場のW.
アストゥディーヨも新加入したが、指揮官の「推し」もあり入団が決まった。
指揮官の眼力どおり、持ち前のパワーだけでなく日本野球への適応力の高さを早くも見せている。場外弾を放った紅白戦の2回には無死二塁で右中間へ適時二塁打。「球場が広い中で、逆方向に強い打球を打てるのは自分の長所」。4回一死一、二塁の好機ではフルカウントからファウルで3球粘って四球を選び、直後の適時打につなげるなど、状況に応じた打撃ができるところも強みだ。
外国人枠争いだけでなく、外野は
柳田悠岐や
近藤健介、
牧原大成をはじめ、
周東佑京や
上林誠知ら実力者がひしめいており、レギュラーは確約されていない。それでも藤本監督は、ホーキンスが四番に入る存在になってくれることを期待。「そうなったら二番・近藤、三番・柳田で入れられる」。新外国人が最強打線のオーダーのカギを握る。
写真=湯浅芳昭