
ルーキーイヤーで、益田のプロ初登板、初勝利はなるか
若手の登竜門とも言われるフレッシュ球宴に出場した
益田武尚は、安堵の表情でマウンドを降りた。六番手で7回に登板。イースタン・リーグ最多13本塁打の
ヤクルト・
澤井廉を150キロ超えの直球2球で追い込み、最後はフォークで空振り三振。1安打を許したものの、最速152キロの直球を主体に無失点。「ファンの皆さんに楽しんでいただける投球を」と臨んだ舞台で、一軍デビューに向けてアピールに成功した。
大学・社会人出身の支配下4人の中で最上位の3位入団で即戦力として期待された24歳右腕は、もどかしいルーキーイヤーを過ごしている。先発ローテーション候補として、開幕前は練習試合を含めた実戦3戦6イニングを無失点と結果を残したものの、チーム事情もあって開幕二軍。チャンスをつかみ損ねると、そこからの道のりは険しいものとなった。
ウエスタン・リーグでは5回3失点(自責1)だった初登板を含め、先発として登板した6戦は24イニングで21失点。4月下旬からはリリーフも担う。きっかけは徐々に。配置転換後は9戦連続自責ゼロもあり、5月以降のリリーフ登板は11戦で防御率0.79。好調を持続したまま、フレッシュ球宴の好投につなげた。
「彼の持ち味はストライク先行の投球」と新井監督。その面において、ウエスタン19試合で無四球は4試合と課題は残る。一軍投手陣は先発、中継ぎともに安定感が光り、首位・
阪神まで1ゲーム差の2位ターンとなった前半戦を支えた。チャンスは多くはないものの、一軍デビューを果たすため、ここから勝負の夏だ。
写真=BBM