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オリックス・来田涼斗 対応力を上げて壁を超える「勝たないと生き残れないので」/来季こそ主力に

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 一軍定着に向け、来田涼斗が鍛錬を積む。11月は高知で行われた秋季キャンプに参加し「どんどん振り込んで、体に染み込ませていきたい。結果を残すために必死にやっていくだけです」と力を込めた。

 2020年秋のドラフト会議で3位指名を受けて入団。プロ4年目、22歳となった今季は、54試合に出場して、打率.212、2本塁打、11打点、4盗塁を記録したが「まだまだ足りてない部分がある。体を強くするのもそうですけど、打席でもしっかりと考えていけるように工夫していきたいと思います」と、冷静に振り返りつつ言葉を発した。

 今季のファームでは39試合に出場して、打率.282、2本塁打、9打点の成績を残した。

「二軍の投手と対戦する場面がこれまでは多かったんですけど、今年は一軍の投手と数多くの打席を経験させてもらいました。やっぱり、キレだったり配球だったりが全然違うので、対応できるようにしていきたい。ヒットを打てる確率を上げられるようにやっていきたいです」

 柔らかな表情から一転し、鋭い眼差しで来季を見据えた。その先には、超えないといけない壁もある。同じ外野には、“ラオウ”こと杉本裕太郎西川龍馬中川圭太福田周平ら、経験豊富なプレーヤーが集う。

「先輩たちのすごみはもちろん知っています。だけど、勝たないと生き残れないので。必死に頑張るだけ」

 茶野篤政渡部遼人杉澤龍に加え、富士大からドラフト1位で麦谷祐介が入団する。野球人生を左右しそう来季に向けて、気持ちを高めて挑んでいく。

写真=BBM

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