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最高の結果を残して海を渡りたい
日本でのラストイヤーに向け、強い覚悟を持って2025年シーズンに臨む。
ヤクルトの主砲・
村上宗隆が12月2日に契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸6億円でサイン(金額は推定)。「来シーズンは日本でやる最後のシーズンになる」と明言した。来オフ、ポスティングシステムを利用してのメジャー・リーグに挑戦することが確実。3年契約の最終年は、チームのリーグ優勝と日本一奪還だけを見据える。
「今はまったくメジャーへの思いは考えていない。優勝に導くことだけを考えて、とにかく優勝して、しっかりとした成績を残すことだけを考えています。ヤクルト球団にすごく感謝しているので、強い思いを持って、最終的には皆さんが喜んでいただけるように、最後、笑顔で背中を押してくれるような成績を残したい」
今季、チームは2年連続リーグ5位と低迷。33本塁打と86打点で2冠に輝いたことは自信にしたが、「数字諸々、チーム成績含め、胸の張れる数字じゃなかった」と笑顔はなかった。やはり勝利に導くことこそが主砲の仕事。納得するはずもなかった。
入団時から多くの教えを受けてきた
青木宣親が、今季限りで現役を引退。精神的支柱がいなくなることはチームにとっても大きいが「やっぱり自分たちが引っ張っていかないといけない。レギュラーである以上、そこは責任を持ってやっていかなきゃいけない」と決意をにじませた。個人の目標は掲げない。勝利のために働くのみ。主砲として最高の形で日本最後のシーズンを締める。
写真=BBM