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西武・外崎修汰 最下位脱出へ1000安打達成は必須条件/記録への挑戦

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昨季は不本意な成績に終わったが、今季に復活を懸ける


 プロ11年目の外崎修汰が、通算1000安打到達まで残り88本という状況で2025シーズンを迎える。17年にレギュラー定着して以降、骨折による長期離脱と不振で56安打に終わった21年を除く昨季まで7シーズンはその数をクリアし続けているだけに、今季中の達成に大いに期待がかかる。

 また、逆に言えば、達成に至らなければ昨季ダントツ最下位に終わったチームの浮上は厳しいに違いない。18年、19年のリーグ連覇の立役者でもあり、現有戦力の中ではトップクラスの経験値を誇る。西口文也新監督も、就任直後から「打つほうに重きを置いてもらいたいのと、二塁は常にバックアップに行ったり、動き回ったりしなければいけないから守備の負担が大きい」と、外崎を二塁から三塁へのコンバートを明言。それほど打棒への期待値が高いだけに、個人にとっても、チームにとっても記録到達を成し遂げなければいけない。

 とはいえ、昨季は前述の21年を除いてレギュラー定着以来、ワーストの99安打に終わっており、「挑戦者として、イチからレギュラーを獲りにいかなければ」と、本人の危機感は強い。今オフは「まずは打撃がテーマ」と外崎。秋季練習や同キャンプのなかで、動作解析を行ったことで「改善すべき点が明確になった」と好感触を得た。

「上下の動きが大きい」という自身の特徴を指摘された上で、そのデメリットをカバーするためには何をする必要があるのかが理解できた。課題に対しての今オフのフィジカル強化、技術習得がまずは記録到達への大きなカギを握ることとなりそうだ。

写真=BBM

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