
昨年は初本塁打を放った。今季は更なる飛躍を誓う
悔しさは忘れていない。
中島大輔はドラフト6位で入団し、昨季のルーキーイヤーは37試合に出場し打率.228。8月2日の
西武戦(ベルーナ)でプロ初本塁打を放つなど、確かな輝きを放った一方で、同24日には右肩を負傷。大事な終盤戦で離脱した。「昨年はケガをしてしまって離脱のときもあった。今年は1年間通してプレーできる体をつくるっていうテーマでやっています」と言葉に力を込めた。
初めて戦ったプロの舞台。今オフは明確になった課題と向き合う日々を送る。「体の体力というか、やっぱり疲労がたまりやすかったりもした。今は有酸素系(のトレーニングを)取り入れています。回復力を早める目的だったり、心肺機能以外の体の体力というか、筋力の体力というか、そういうものも重点的にやっている感じです」。腹筋の強化に加え、股関節の柔軟性を高めることも意識。あらゆる面で体力をつけ、ケガに強い体づくりを目指している。
目標の一つは規定打席の到達だ。「1年間ずっと出続けられる選手を目指してやっていきたいなと思っています。まずは昨年以上の成績っていうのを求めながら、開幕スタメンに向けてキャンプインから頑張っていこうと思っています」と中島。
オフは、昨年12球団でただ一人、全イニング出場を果たした
小郷裕哉らの合同自主トレに参加した。球団史上初めて全イニング出場を果たした小郷から、1年間を戦う上での心得を貪欲に学ぶ構んだ。心身ともに鍛え上げて迎える2年目のシーズン。レギュラー争いに加わってみせる。
写真=BBM