プロ4年目の昨季はキャリアハイの51試合に登板。防御率0.73の記録を残し、11月のプレミア12の侍ジャパンにも初選出された鈴木昭汰は「そういう舞台を経験できたのは大きいですし、いろいろな選手、日本を代表する選手と野球ができたのが自分の中での経験というか、次に生かさないといけないなと思いました」と話した。
また、昨シーズンについては「シーズンを完走できたし、これからキャリアハイを出す(昨年の成績を超える)のは難しいくらい。調子が悪いときでも抑えられたのがこの結果につながったのだと思う。自主トレから10割の力でコントロールできるようにやっていた。開幕から四球を減らしたいと思っていたので、それができた」と振り返った。
その自主トレで弟子入りしたのが、現パドレスの
松井裕樹だ。昨季は松井のすすめで新たにヨガトレーニングに取り組むなど多くのことを吸収し、結果につなげている。「自主トレでやったことを1年間通してやった結果が結びついた」と語った。今季は新たに松井の変化球を参考に、新たな武器としてフォークに磨きをかけている。
チームには絶対的な守護神として名球会入りの250セーブまであと7セーブに迫っている益田の存在がある。
「2年連続で活躍するというのが大事だし、益田さんが250セーブを達成すると思うので、僕がその次にクローザーをやりたい。そのくらいの気持ちでいきたい」と次期守護神に名乗りを上げた鈴木。セーブを稼ぎ、最優秀救援投手のタイトル獲得を視野に入れている。
写真=高原由佳