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中日・大島洋平 挑戦者の気持ちで/生え抜きの輝き

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 生え抜きとしてプロ16年目を迎える大島洋平がシーズンに向けて本格的なスタートを切った。3月1日のDeNAとのオープン戦(バンテリン)に九番・指名打者で出場。今季初実戦の場を迎えた。

「まずは試合に出られた。順調にここまでやれている。良い状態になるようにしっかりやっていきたい」

 2回二死の第1打席は二ゴロ、5回二死の2打席目も一ゴロに倒れ、2打数無安打に終わった。それでも開幕に向け予定通りステップアップしている事実に充実感を漂わせた。

 昨季はシーズンを通じて代打での出場機会が増えるなど、これまでとは違う起用法が続いた。最終的にプロ入りでは自己最少となる75試合出場にとどまり、打率.198と初めて1割台となった。

「あんまり試合に出ていないし、結果も出なかった。一回リセットして、イチから挑戦者の気持ちでやろうと決めて準備をしています」

 オフの自主トレでは150~160キロの重量でスクワットを高速で上げ下げした。「今年はスピードがテーマなので。その代わり回数を多くやっています」とキャンプも順調にこなし、開幕に向けて競争にもさらされていく。

 11月に40歳を迎える。「もう40かという感じもありますし、まだ40かという気持ちもある。体はまだ全然動くので、自分の中で悔いのないようにやっていけたらなと思います」。名球会会員が意地を見せる。

写真=BBM

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