来日2年目も、チームを支えてみせる。
アンダーソン・エスピノーザが、勉強中の日本語で「ガンバリマス!」と力強く意気込む。
来日1年目の昨季は22試合に登板して7勝9敗、防御率2.63の成績をマーク。前半戦の活躍も認められ、オールスターにも出場した。同僚の
宮城大弥や
曽谷龍平らと食事に出掛けるなど、日本の文化にも馴染み、私生活から異国の地に順応していった。
今では、週に3回ほど日本語のレッスンも受講する。チームメートが「発音が上手にできるように手伝ってくれたり、本当にたくさんの言葉を教えてくれたりします」と笑顔で喜びを表現する。
「今の環境はとても幸せだと感じますし、大好きなチームメートたちと日本にいられることに感謝しかありません」
日本の音楽にも興味を持つなど、異文化交流を楽しみながら、マウンドでの躍動につなげ、2年目もさらなる飛躍へ。3月4日の
楽天とのオープン戦(京セラドーム)に先発して4回3安打1失点と、上々の内容に「1球1球をしっかりとコントロールできていた。あとは新しい球種をしっかり練習して、このまま続けていけたらいいなと思います」とうなずく。
新球種の詳細こそは明かさなかったが、沈むボールを習得中で「順調に段階を踏んで、前に進めていると思います」と手応えは十分だ。11日の
中日とのオープン戦(バンテリン)でも、5回2安打無失点と好投。今季も先発ローテーションを守り抜き、チームの浮上に貢献してみせる。
写真=BBM