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楽天・古謝樹 手応え増す左腕「昨年は6回。今は7回で苦しんでいる。1イニング成長できた」/2年目の命運

 

プロ初完封勝利を挙げるなど、着実に力をつけている


 ただただ悔しかった。9月19日の西武戦(楽天モバイル)。同点で迎えた7回一死一、二塁で降板を告げられた古謝樹は、うなだれるように肩を落とした。「何とか投げ切りたかったが、まだまだ投げさせてもらえなかった」。すると、エラーも絡み2点を献上。4安打の粘投も実らず3失点(自責1)で今季7敗目を喫した。

 桐蔭横浜大を経て、2023年ドラフト1位で入団。新人だった昨季は15試合に登板し5勝8敗。防御率4.32。投球回は83回1/3で、先発した試合で7回以上投げたのは2試合だけ。5回を過ぎると、制球も精度も甘くなるのが課題だった。

 昨季は初めてプロの打者相手に投げたとあって、緊張もあったのだろう。オフは体力面を含めて鍛え直した。2年目の今季は19試合に登板し7勝7敗、防御率3.70で投球回は107。四死球は昨年の計38から30と改善した。臆せずストライクゾーンで勝負することが増え被安打こそ増えたが、プロ初完封勝利も挙げるなど、数字上はほぼすべての面で成長を遂げたと言える。

 本人は「昨年は6回で苦しかったのが、今は7回で苦しんでいる。1イニング成長できたということ」と手応えも口にした。三木肇監督は一定の評価を与えた上で「本人がいろいろ感じていると思うから、今後に必ず生かしてほしい」とさらなる成長を期待する。6勝は自己最多とはいえ、ここで満足する訳にはいかない。まずは規定投球回をクリアして、名実ともにローテの柱となる。

写真=BBM
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