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広島・鈴木健矢 貴重なロングリリーフで存在感「場所を問わず貢献できるように」/新天地1年目を終えて

 


 新たに赤に変わったチームカラーは、すっかりなじんでいる。

 昨オフに現役ドラフトで日本ハムから加入した鈴木健矢は、2023年(先発12試合を含む)に並ぶ自己最多24登板で2勝0敗、防御率1.89の成績でプロ6年目を終えた。

 半数近い11試合がイニングまたぎ。球界で希少なサブマリンは、貴重なロングリリーフとして新天地で存在感を示した。

 昨年オフは、開催3年目の現役ドラフトで初めて2巡目指名を受けた。「2巡目に指名を踏み切っていただいたということは、余計に必要としていただけている」と、チャンスと捉えて心機一転した。

 シーズン中盤に約2カ月の二軍生活も経験。「前半戦なかなか自分が思ったように貢献できなかったけど、一度(二軍に)落ちて、自分のパフォーマンスを出せるようになった」と、フォームを見つめ直す機会にもなった。

 リーグが変わったことで、セとパの野球の違いも実感した。

「パ・リーグは初球からガツンと来る。セ・リーグは、どちらかというと見てくる打者が多いイメージ。それこそ制球が定まらなかったときは、見られて見られて……という感じだった」

 二軍生活で球速も制球も改善。8月中旬に一軍復帰後は、11試合で失点したのは1試合だけだった。

 新井貴浩監督は「いろんな展開で投げてくれる」と信頼を寄せる。今季はすべてリリーフでの登板も、23年に先発で5勝(救援1勝を含む6勝)を挙げた経験もある。

「来年まだ、どっちをやるか分からないけど、場所を問わずチームに貢献できるように」

 投手陣に欠かせないピースとして、今季以上の存在感を放つ。

写真=井沢雄一郎
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