4年総額で約50億円というNPBでも類を見ない契約は、相応しい評価だった。R.マルティネスは文句なしの働きでシーズンを完走。「健康でプレーし続けることが一番大事」と一度も離脱せず、チームの強みであるブルペンを支え続けた。
昨オフ、キューバから来日して8年間在籍した
中日を自由契約となり、「あらためてリーグ優勝ができるチームに行ってみたい思いがあった」と、争奪戦が繰り広げられる中で巨人入りを決めた。
阿部慎之助監督はすぐに昨季までの守護神・
大勢を8回の中継ぎに回し、R.マルティネスを抑えに据えた。
その期待に応えるように、助っ人右腕はセ・リーグ記録に並ぶ開幕31試合連続無失点をマークするなど圧巻の投球を続け、8月には
佐々木主浩(元横浜ほか)の370試合を上回り歴代最速となる348試合目での200セーブを達成。「ここまでたどり着くというのは、想像もしていなかった。こうしてプレーできていること、健康でいることに感謝して、まだまだ積み上げていきたい」との言葉どおり、球団記録を12年ぶりに更新する自己最多の46セーブをマークし、2年連続の最多セーブに輝いた。
250セーブまであと「38」。来季はその前に、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のキューバ代表入りも有力視されている。期待に応え続ける守護神は、まだまだパワーアップしていく。
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