私生活で大きな転機を迎えた。
石原貴規は昨年12月1日、同級生左腕・
森翔平と同日にそろって結婚を発表した。
「もう僕だけの生活ではない。そんなに、めちゃくちゃ変化があるわけじゃないけど、頑張らないといけない」と、7年目シーズンに向けて決意を新たにした。
昨季は目の前に転がっていたチャンスをつかみ損ねた。
「4月にまとまったチャンスをもらった。マスクをかぶって勝ててはいましたけど、打つ方は自分の思うような成績を出せなかった」
正捕手・
坂倉将吾が故障で出遅れ、4月終了まで15試合で先発マスクをかぶった。チームは8勝6敗1分けと勝ち越したものの、その間は打率.180だった。
坂倉の復帰直後の3週間は、マスクどころか一度の出場もなかった。実戦感覚を保つ難しさもあったが「やらないといけないし、やって当たり前」と自身を戒める。51試合で打率.192、0本塁打、3打点。
「何一つ納得のいく成績はなかった」
1シーズンをフルで一軍に同行していたからこそ、悔しさが倍増する。
1月は、5年連続で
巨人・
甲斐拓也と合同自主トレを行った。捕手としてのレベルアップに取り組むのと同じだけ、打撃練習にも時間を割く。
「守備面でも、いろいろ技術的にまだまだなところがたくさんある。いいところはいいで伸ばして、苦手な部分も少しずつ克服していければ」
坂倉は今季、捕手以外に一塁などのオプションにも取り組む中で、石原が狙うのは、もちろん正捕手。チャンスは十分にある。
「同じ轍は踏まない。ドシッと頑張ります」と、公私で最高の1年とする。
写真=井沢雄一郎