
昨季は遊撃でベストナインに輝き、両リーグを通じて新人唯一の受賞。今季は「すべてでパワーアップ」を目指し、さらなる進化を証明する
今季初の対外試合で快音を響かせることはできなかった。2月11日、
宗山塁は
日本ハムとの練習試合(名護)に「二番・遊撃」で先発出場。第2打席では四球を選ぶも、2打数無安打に終わった。投手優位とされるこの時期。キレのある相手投手の球をとらえきれなかった。
5球団競合の末、明大から25年ドラフト1位で入団。新人ながら一挙手一投足を注目された1年目、プロの世界で確かな一歩を記した。122試合に出場し打率.260、3本塁打、27打点。遊撃でベストナインにも輝いた。両リーグを通じて新人唯一の受賞にも「毎年選んでいただけるよう努力を続けます」とさらなる研さんを誓った。
2年目で目指すのは「すべてでパワーアップ」することだ。打撃面では「力強さを出したい」という。長打率は.340。長打率と出塁率を合計したOPSは.629に終わった。春季キャンプでは力強い打球を増やすべく打撃フォームの試行錯誤を続けた。「フライを打ちにいくわけではないけど、打球にいい角度がつくように」。フリー打撃では、逆方向の左翼へ柵越えを放つなど、一定の成果は見えてきた。
金武キャンプ中の守備練習では沖縄の強い日差しを浴びながら、白球を追い続けている。捕球から送球まで、流れるような動きには安定感も感じさせる。ただ、まだまだ満足するつもりはない。「出てくる修正点の細かいところまでやっていけたらいいなと思います」と宗山。2年目のジンクスなど気にする素振りはない。進化を証明する年にする。
写真=BBM