
チームの顔として勝利に導く活躍が期待される村林
2025年シーズンはチームの顔と呼べるような成績だった。
村林一輝だ。137試合に出場し打率.281、51打点の成績。最多安打にゴールデン・グラブ賞とベストナイン。いずれも自身初めての栄誉だった。
昨年はこれまで定位置だった遊撃を宗山に譲り、基本的には三塁を守ることが多かったが動じなかった。「とにかくやるしかない。任されたところにアジャストしていくという意識だった。どこにでもアジャストすることで、自分の幅も広がる」と前向きにとらえた。
24年からレギュラーに定着。この数年でミート力も、ヒットゾーンに飛ばす力も以前より格段に向上した。「昔から積み重ねてきたことが、少しずつパフォーマンスに出てきたかな」と静かにうなずく。食事面を見直しながら体を鍛え直し、さらに打撃フォームも改造。浅村ら先輩からの助言も受けながら努力し続けてきたことが、形になりつつある。
16年にドラフト7位で入団し今年でプロ11年目。二軍監督としても指導してきた三木監督は、昨季途中には「成長を感じる半面、昔から見ているから、もっとやれよという期待もある」と、チームに欠かせない存在となった内野手の成長を高く評価した上で、さらなる飛躍を求めていた。
本人が掲げた目標は、今季キャリアハイの成績を残すこと。3月に入ってからのオープン戦では5日の
ロッテ戦から8日の
DeNA戦(いずれも静岡)まで3試合連続安打を放つなど好調をキープ。今季もチームの勝利のために、力を尽くす。
写真=BBM