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DeNA・宮崎敏郎 不退転の覚悟「どういう役割であっても、そこで全力を尽くす」/生え抜きの輝き

 


 平常心は崩れなかった。状況を整理し、宮崎敏郎は前を向いた。「僕自身、いろんな節目や境目を感じる1年になると思う。どういう役割であっても、そこで全力を尽くす。そういう姿勢を、僕が見せていかないといけない」。セガサミーから2013年ドラフト6位で入団し、プロ14年目。37歳はチーム最年長だ。「状態のいい人が試合に出て、良くない人は出ないという世界。みんな試合に出たい気持ちは同じなので……」。スタメンでも代打でも、必要とされることを第一とした。

 昨年は3、4月に打率.230とスタートダッシュに失敗した。9月には右膝の負傷で離脱。95試合で打率.277にとどまり、9年ぶりに規定打席をクリアできなかった。不動のレギュラーを務めてきた三塁には、外野から内野に登録を変更した筒香嘉智が参入。激しい定位置争いを受け止めると同時に、チーム全体にも目を向けた。「キャプテンは嘉智で、彼は常にいろんなことを考えてくれている」。7年ぶりに主将を引き受けた3学年下の後輩。「世代も近いので、僕なりにうまく支えていきたい」と力を込めた。

 今季が6年契約の5年目。年齢を重ね「これくらいでいいかな、と思う時もある」と正直に打ち明けた。1月の自主トレから圧倒的な練習量を恒例としてきた努力家。「もうひと踏ん張り!」と心の中で言い聞かせ、また新たなシーズンを迎える。「どれだけ精神的に強くなれるか。毎日小さな目標を持って、クリアすることを意識したい」。技術や経験は随一。第一線で輝く権利がある。

写真=BBM
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