開幕2戦目の先発を任された新助っ人フレディ・ターノックは、前日17安打5得点の恐竜打線を沈黙させた。
立ち上がりから150キロ前後の直球とツーシームを主体に押すと、2巡目以降はチェンジアップやカーブなどの変化球を効果的に織り交ぜながら、
中日打線に的を絞らせなかった。降板後に追いつかれ、来日初勝利はお預けとなったが、7回5安打無四球7奪三振無失点の快投。
新井監督も「100点満点の投球だったと思います。期待通りのピッチングをしてくれた」と評価し、今後に期待が膨らむ来日初登板となった。
オープン戦では失点する場面も見られた。春季キャンプ期間中の2月22日の
日本ハム戦(名護)は2回無失点で滑り出すも、3月1日の
楽天戦(倉敷)は4回1失点。教育リーグでの調整登板を経て迎えた同21日
ソフトバンク戦(みずほPayPay)も5回8安打1失点だった。
ただ、調整に重きを置いた狙いがあった。最終調整後には「アドレナ
リンがちょっと出すぎていた。出力を抑えてしっかりと制球できるように。あとは高低も気を付けたい」と総括。確認すべきことをすべて終えた充実感がにじんだ。
2度目の登板となった4月4日の
阪神戦(マツダ広島)は5回2失点も勝敗付かず、同11日の
DeNA戦(横浜)では4回4失点と打ち込まれて初黒星を喫した。
しかし、日本での滑り出しは悪くない。
近年の低迷は、若手の伸び悩みとともに、先発外国人投手の不振も一因だった。外国人投手が先発に定着したのは2020年まで6年在籍したジョンソンが最後。
新井監督就任後は昨季の
ドミンゲスが先発5試合、24年の
ハッチも同5試合、23年の
アンダーソンは同6試合に終わった。
ターノックが長年の課題でもある「外国人先発の穴」を埋める存在となれば、より安定した戦いが望める。
写真=井沢雄一郎