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巨人・竹丸和幸 チームの命運握るドライチ左腕「優勝だったり日本一に貢献できたら」/期待の新戦力

 


 球団創設から92度目のシーズン開幕で、初めての記録が生まれた。ドラフト1位の竹丸和幸が阪神との開幕戦(東京ドーム)に新人として球団では64年ぶりとなる開幕投手を務め、6回3安打5奪三振、1失点の好投で白星を手にした。新人の開幕戦白星は球団史上初の快挙だ。

「最初はちょっと緊張もあったんですけど、うまく入れたのと、どの打者に対しても勝負しにいけたのが結果的に良かった」

 常に表情を変えない24歳ルーキーが、試合後は安堵した笑みを浮かべた。父親がファンだという阪神打線を手玉に取り、プロ入り前から対戦したい打者に挙げていた佐藤輝明も封じ込めた。左腕に歴史的大役を託した阿部慎之助監督はベンチで「試合前から落ち着いていて、君はすごいな!」と称賛の言葉をかけたという。

 広島・崇徳高までは控え投手。「高校で野球は終わろうと思っていた」と言うが、指導者に説得されて続けた城西大でも中継ぎだった。しかし、スカウトを受けて進んだ鷺宮製作所での2年間で急成長。伝統球団に1位指名を受けて入団した。

 オープン戦で好投を続け、エースの山崎伊織が故障、昨年の開幕投手である戸郷翔征が不調に陥り、抜擢された。見事な結果で応えた背番号21は「これからもこういうピッチングが続けられて、優勝だったり日本一に貢献できたらいいなと思います」と口にした。遅咲きの左腕はまだまだ伸びる。

写真=BBM
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