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中日・齋藤綱記 必要不可欠なリリーフ左腕/節目の年を迎えて

 


 竜に欠かせないリリーフ左腕は、今年で30歳を迎える。プロ年数は12年目に突入している。

「実感はないですね。本当にあっという間。僕が入団した時の球速帯とは変わってきているじゃないですか。僕の中ではすごいと思っていることが、今の若い子たちには普通のことなのかなと思ったりもします」

 2015年に北照高からドラフト5位でオリックスに入団し、23年に日本ハムにトレード移籍。同年に再びトレードで竜にやってきた。

 スリークオーター気味のフォームから繰り出されるスライダーが武器。昨季は途中で故障離脱もありながら42試合に登板。シーズン終了後には、自身の血液から抽出した血小板を濃縮し、患部に注射して自然治癒力を高めて治す「PRP療法」を取り入れた。

「体が疲れやすくなったという点では年を感じる。もう若くないんだなと」。治療に踏み切ったのも挑戦の一つ。左肩の回復に努め、3月22日のファームで実戦復帰を果たした。

 今季初登板は4月5日のヤクルト戦(神宮)。出番は3点差に迫られた直後の7回無死満塁のピンチだった。抑えればヒーローだったが、暴投と同点打を許した。

 それでも2日後、同7日のDeNA戦(横浜)では1イニングを完璧に抑えた。「また5日のような場面を任せてもらえるように結果を積み上げていくだけ」と今季が幕開けした。

 後輩たちからは「こうきさん」と慕われている。「間違いなく戦力は強い、シンプルに打って守ってができるチーム。開幕には遅れましたが、勝って喜ぶその場にいたいです」。

 チームは開幕から苦戦の連続。中継ぎの不調が指摘されている。斎藤自身も本調子とは言えないが、今は我慢のとき。とにかく結果を出していくしかない。

写真=BBM
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