
自慢の強打に、捕手としても信頼を高めている小島
「ドライチ」の看板にふさわしい活躍だ。
小島大河は強打の捕手として大きな期待を背負って入団した。
西武の新人捕手としては2006年の
炭谷銀仁朗以来、20年ぶりの開幕スタメンマスクを勝ち取ると7月20日現在、54試合に出場し、46安打、4本塁打、18打点、打率.246をマークし、チームのリーグ2位に大きく貢献している。
プロの世界に入り「大学時代とは投手のレベルの高さが全然違う」と小島は痛感しているという。それでも、大学時代から築き上げてきた打撃フォームなどは変えることなく勝負できているところが非凡さの証明だ。プロ野球OBの解説者らも、バットコントロールの良さや対応力など、大卒1年目捕手の打撃センスを絶賛。今後のバットでのさらなる活躍に太鼓判を押す声が多数聞かれる。
捕手としては試合に出ながら基礎技術、配球などの課題に直面し、トライ・アンド・エラーを積み重ねながら着々と成長。ベンチに戻るたびに投手の下へ行き、積極的に対話する姿も印象的だ。そうした姿勢は当然、投手陣との信頼を深める。今季ここまで13試合中9試合でバッテリーを組み5勝を挙げた武内は「コミュニケーションがすごく取りやすい。信頼して投げるだけ」とたたえる。
プロ1年目。毎日のように試合が続くのは初体験だ。その中で結果を求められる難しさと念願のプロで一軍の試合に出場できる喜び。どちらが強いかと尋ねると、「半々ですね。何より(遠征で)いろんな土地に行けるのが楽しいです」。充実した日々を送るルーキーの表情にはプロ野球選手として歩み始めた喜びと、さらなる成長への期待がにじんでいた。
写真=BBM