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広島・平川蓮 期待に応えるために 切り札としての復帰期す/ルーキー中間報告

 


 ドラフト1位平川蓮のルーキーイヤーは、思わぬアクシデントで急ブレーキがかかった。

 スタメン出場した6月13日の楽天戦(楽天モバイル)。3打席連続三振に倒れた6回裏の守備からベンチに退いた。「右有鉤(ゆうこう)骨骨折」。

 翌14日には出場選手登録を抹消され、17日には「骨片摘出術」を受け、広島・廿日市市内の大野練習場でリハビリ生活となった。

 開幕は球団史上初の新人開幕一番で迎えた。4点ビハインドから2点差とした9回。なおも一死一、二塁の場面で、制球を乱すアブレウに対し3ボールから強振した。

 ふらふらと打ち上がった打球も、しっかりと振り抜いたことで左翼線に落ち、2人の走者を本塁へ迎え入れた。デビュー戦で放ったプロ初安打が2点適時二塁打となる“持ってる”ところを発揮。

 ただ、長期離脱するまで“ドライチ”として期待に応えたとは言い難い。5月には不振と体調不良が重なり二軍降格。両打ちならではの難しさにも直面し、試行錯誤を続けていた。

 29試合出場で打率.186、1本塁打、11打点、0盗塁。大きな期待を背負っていただけに、物足りない数字が並ぶ。

 それでも、片りんを感じさせるものはあった。

 その後も成績は伸び悩んだが、思い切りのいい打撃に加え、広い守備範囲と強肩を併せ持つ守備能力の高さを示した。

 1年目の最終評価を下すのはシーズン終了後。順調にいけばシーズン終盤には復帰できる。そこで巻き返しの切り札となれば、その評価も大きく変わるだろう。

 リハビリ期間はじっと、その時を待つ時間なのかもしれない。

写真=井沢雄一郎
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