
WBCメンバーに選出されるも今季は不本意なシーズンに。チーム浮上には左腕の巻き返しが不可欠だ
曽谷龍平にとって、プロ4年目の今季はここまで消化不良の感が否めないシーズンとなっている。9月23日時点で14試合に先発して5勝8敗、防御率4.14。交流戦後に左肘のコンディション不良を発症したこともあり、8月8日の
ロッテ戦(ZOZOマリン)で復帰するまで約2カ月の離脱も経験した。
「もう必死に、目の前の試合をしっかり投げることだけだと思うので。結果と内容にしっかりこだわって残りのシーズンをやっていきたい」
侍ジャパンの一員として今年3月のWBCにも出場するなど、潜在能力の高さは誰もが認めるところ。それだけに
宮城大弥、
山下舜平大らに続く先発陣の柱として期待されていた左腕の戦線離脱は、
岸田護監督ら首脳陣にとっても痛恨だった。復帰後3戦目の8月23日の
ソフトバンク戦(みずほPayPay)で7回2安打無失点と好投し、6月10日
ヤクルト戦(京セラドーム)以来の5勝目。「長かったですね……」と試合後に漏らしたのは、紛れもない本音だった。
だが、その後の8月30日ソフトバンク戦(京セラドーム)は3回5失点、9月6日のロッテ戦(同)は5回3失点で敗戦。ロッテ戦の2日前には本来ブルペンで行う投球練習を、京セラドームのマウンドで行った。「何か変えないといけないなと思ったので。フォームをしっかり一から見直してやってきた。(投球フォームで)タイミングのズレがあったりしたので、トレーナーの人にもいろいろ見てもらって調整してきました」。来季以降への兆しをつかむため、試行錯誤を続けてきたが、17日のソフトバンク戦(同)では6回途中に左肘の違和感を発症して緊急降板となり、翌18日に登録を抹消された。ラストスパートとなる残り試合は大事を取って登板回避の可能性もありそうだ。万全の状態に戻して来季の巻き返しを誓う。
写真=BBM