
支配下2年目に飛躍を遂げ、来季は勝ちパターン定着を目指す
今季39登板は
山崎颯一郎、
マチャド、
椋木蓮に次いでチーム4番目。故障者が相次ぎ、やりくりに苦心した投手陣において、支配下昇格2年目の
入山海斗はブルペンで奮闘を続けた。
「真っすぐで押せるところは押せるようになってきましたし、変化球でのカウントの取り方だったり、勝負どころの1球は昨年より精度が上がったのかなと」
東北福祉大から2023年育成ドラフト3位で入団し、3年目の昨年7月末に支配下登録をつかみとった苦労人。年俸500万円(推定)から倍増提示を受けた昨年の契約更改時には「怖いですね……。こんな額もらったことないので……」とこぼすなど、初々しさをのぞかせていたのはもう昔の話だ。
最速154キロを誇る直球は回転数が2600を超え、ゾーン高めへの投球で空振りを奪えるのが魅力の一つ。さらにはカットボールにも磨きをかけ、育成時代から投手コーチとして指導にあたってきた
岸田護監督も「もともと入ったときからパワーはあったんですけど、コントロールにあまり自信のない投手だった。今はラインもしっかり出せるようになって、変化球も扱えるようになっている」と成長に目を細めた。
8月14日の
日本ハム戦(京セラドーム)では同点の7回一死一、二塁で登板し、
水野達稀と
五十幡亮汰をいずれも打ち取る好救援で4ホールド目を記録。「今まではちょっと先を見てしまう部分があった。目の前の1球1球、1試合1試合を全力で投げることだけを考えるようにした」と言う右腕が、来季は勝ちパターン定着を目指す。
写真=BBM