上位進出へ意欲を示す“湖国のタテジマ”

昨秋の近畿大会では智弁和歌山高、報徳学園高と甲子園常連校を下して4強進出。昨春のセンバツは8強と、今春はそれ以上の成績を目指す/写真=牛島寿明
2年連続でセンバツの舞台に立つ滋賀学園高。初出場だった昨春はベスト8へ進出するなど、近年の飛躍は目覚ましい。とはいえ、滋賀と言えば古豪・八幡商高に、2001年夏の甲子園で準優勝した近江高、公立勢では北大津高などの有力校が名を連ねる。
滋賀学園高はもともと「八日市女子高校」という女子校だった。1999年から共学となり、同年に野球部も創部されたのだが、同時に監督に赴任したのが山口達也氏だ。
地元・大津商高出身。青森大を卒業したばかりの山口監督は、当時はコーチ。2年目から監督に就任することになるが、当時の部員は他部との掛け持ちや、野球未経験者ばかり。選手を集めるために中学生のチームを回っても、相手にされないことも多かった。だが、監督2年目、つまり、野球部創部3期生となる選手が、チームの流れを変えることになる・・・
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