
中大・吉田のセールスポイントは「打撃」。この秋、神宮でドラフトへ向けたラストアピールを見せる/写真=山口高明
内、外野を守れるユーティリティーで勝負
今春の一部二部入れ替え戦。中大は1回戦で日大に延長11回サヨナラ負けを喫し、後がなくなる。すると翌日の2回戦、主将の
吉田叡生は青々と剃り上げた頭で現れた。言うまでもなく、それは、チームリーダーとしての吉田の決意表明であった。
「僕らにとって一部で戦うのは絶対条件。この試合で負けるわけにはいかない、という強い気持ちを前面に出したかったんです」
主将の熱い思いはナインに伝わる。奮起した中大は2回戦、3回戦に連勝。リーグ優勝24回の名門は、2008年秋以来確保している東都一部の座を守った。中大の
清水達也監督は「徳俵に足がかかったところから押し返せたのは、吉田のリーダーシップの賜物」と話す。
一部に踏みとどまった春は、吉田にとってとりわけ大事な・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン